ゲーマあやぴんの蜃気楼

あやぴんの蜃気楼、つまり雑記ブログです。

「考えたゲームを作りたい!」←そんなにゲーム企画職は甘くありません。

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これで俺が作った最強のゲームや!
こんなゲーム作れば絶対ヒットするはず!
このゲームで伝説を残すぞ!!!!!

こんなかんじとは言いませんが、ゲーム業界を志望する方は多いと思います。
僕もその一人で『自分の考えたゲームを作りたい!』と思い、企画職としてゲーム会社に入社しました。

ゲーム会社で数年働いていますが、自分考えたゲームを作れたか?というとできてません。
ということで、今回は自分の考えたゲームを作るのは難しいというお話をしたいと思います。

 

 

 

自分の考えたゲームをつくるためには「プロデューサー」になる必要がある

自分の考えたゲームを作るためにはプロデューサーになる必要があります。
プロデューサーとはいわばゲーム開発の「総監督」です。

ヒットするゲームを企画し、会社から承認をもらい予算を確保。
さらに開発のために人員を確保し、束ねていく必要があります。

そのゲームがヒットするかどうかはプロデューサーにかかっており、
もし失敗した場合はプロデューサーの責任となります。

ゲーム会社に入社したら少しずつ積み上げてプロデューサーを目指す必要があります。

 

プロデューサーまでの道のりは厳しい

前述のとおりプロデューサーには大きな責任が伴うため、誰しもがなれるわけではありません。
ゲームの開発費には数億円以上かかるものも多いため、会社として「ヒット作を生み出せる優秀な人物」をプロデューサーとして求めているのです。

そんなプロデューサーになるためには少しずつ実績を積む必要があります。

実績を作るには少しずつ安定的に成功を続ける必要があります。

  • 自分が面白くないと思っているゲームの運営でも、努力して続ける必要があります。
  • いいイベントが企画できたと思っても、上司が却下すればゲームに実装することはできません。
  • スケジュールが厳しいにもかかわらず、新しい機能を追加するように言われ、残業や休日出勤をする場合もあります。
  • 自分だけでなく、システムやデザイン側の人にも無理を言って実装を依頼しなければならないときもあります。
  • 上の要求を満たすために努力したら、周りから嫌われる可能性もあります。
  • まったく納得できない説明をしてくるプロデューサーもいます。

そんな中前向きに努力し、成功した人物がやっとプロデューサーになれます。
なんも実績もない人が「自分が作りたいゲーム」を作ることはできません。
それを乗り越えてプロデューサーという地位を手に入れることができるのです。

 

プロデューサーになってからも大変

プロデューサーになってからも厳しさが待っています。
開発数億円以上をかけたゲームが月100万円しか売上が出ず、
ひたすら赤字を垂れ流す可能性もあります。

そうなったタイトルは早期にサービス終了となり、失敗したプロデューサーは立場を失う可能性があります。
立場を失い、プロデューサーから外された場合は転職してプロデューサーとして働ける場所を探す必要があります。

ゲーム開発は夢が溢れていると思いますが、成功しているのは一部で失敗してるものの方が多いです
失敗したときは厳しい扱いをうけることもあります。

 

そんな「ゲーム企画職」に皆さんは就職したいと思いますか?