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年棒制とは?減給体験談や注意点、残業代や賞与について

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給料減った・・・。

悔しい、悔しい、、

たがそれで良い!

 

皆さんこんにちはあやぴんです。一応私はゲーム会社で働く会社員なんですが、最近査定面談がありました。うちの会社は「年棒制」を採用しています。そのため、毎年一回査定面談を行い、提示された金額が12分割されて毎月振り込まれます。そんな査定面談が最近あり、タイムリーだったので年棒制について解説したいと思います。

 

年棒制とは

年棒制とは1年単位で給与金額が決定する給与形式です。給与金額は1年間の会社の業績や個人能力によって決定変化します。会社と面談等を実施し、合意された金額がその人の年棒となります。決定した年棒金額は分割して支給されます。一般的には12分割した金額を毎月1回支給する企業が多いようです。

年俸としてよく聞くのはプロ野球選手です。選手たちも一年間の実績を元に次の1年間の年俸が決定されます。しかし、会社員の年棒制とプロ野球選手の年棒制は大きく異なります。年棒制を採用されていてもあくまで会社員と扱いなので、もちろん残業代や有給を支給する必要があります。一般的な月給制の会社員と給与の支払い方が違うだけなのです。

残業代の扱いについて

残業代の支払いについては一般的な月給制と異なる場合が多いです。年棒制を採用している場合、残業代を見込み残業代として年俸に含まれているのが一般的です。見込み残業の大きな特徴として、残業時間に関わらず一定という点があります。つまり、残業しなくても、たくさんしても毎月一定額支払われるのです。

ただし、見込み残業時間にも上限は決まっています。これくらい残業するだろうという時間の分が見込み残業代として設定されています。一般的には36協定で定めれている「月45時間」が目安です。上限以上の残業を行った場合は、超過分の残業を支払う必要があります。

ボーナス(賞与)の扱いについて

賞与の扱いについても残業代と同様で年棒金額にボーナスが含まれている可能性が高いです。もちろん、毎月支払いされる金額と別に何ヶ月ごとに賞与をいただける場合もあります。それは企業によって異なりますので、よく確認しましょう

年棒制のデメリット・注意点

年棒制のデメリットや注意点にお話したいと思います。年棒制における注意点は主にお金の話です。給与形式が月給制と異なるだけで、それ以外は普通の正社員とかわりません。気をつける点は以下の通りです。

  • 減給の可能性あり
  • 残業しても稼げない

まず「減給の可能性について」です。年棒制は前述の通り1年間の業績によって決定します。そのため、個人が頑張って勤務していても貢献度が低いとみなされたり、業績が悪いと減給される場合があります。逆を言えば、業績良くなるよう貢献できる人は年俸が上がりやすいのです。

次に、「残業しても稼げない」です。こちらも前述してますが、年俸制では見込み残業を採用している場合が多いです。そのため、残業をしてもその分給与が増えるということはありません。ただし、残業を強いられない環境であれば残業しなくても残業代をもらえるという側面もあります。

大幅減給された体験談

おまけで私が減給された体験談をお話したいと思います。私は年棒制の会社に新卒で入社しました。入社時の給料は、人を集めるために新卒にしては高めの金額が設定されていました。会社側の意図としては、2年間は同じ給料で3年目のタイミングで査定を行うので、それまでにその金額に見合うぐらい活躍すれば減給されないとのことでした。

その後、査定の時期になりましたが結果的には9%近く減給されました。自分の能力が足りてないというのもありますが、もともと設定された目標が高すぎたらしく、同期で入社したほとんどが減給されていました。このように、もし金額に見合った貢献ができないと減給の可能性があるのが年俸制なのです。

自分にあった働き方を

以上が年俸制についてのまとめです。私が年俸制の会社で働いているというのもあり、雇用される側の視点でまとめてみました。年俸制・月給制どちらもメリットはあるので、それぞれ比べてみてはいかがでしょうか?特に就活生の方は、自分にあった会社探しの参考にしていただければ幸いです。